3住み研究会
住宅建築の未来を探る「住生活研究所」
3住み研究会では、「住みごこち」「住みごたえ」「住みこなし」の3つの観点から、
多様な住まいの価値を見据え、これからの住まい手と住まいの関係を研究しています。
そして、1年間の研究成果をシンポジウムで発表しています。
- 1住みごこち・・・住まいが住まい手に与える機能・性能
- 2住みごたえ・・・住まい手が日常的に手入れをして感じる満足
- 3住みこなし・・・住みごこち⇔住みごたえを継続
3住み研究会メンバー紹介
京都大学 大学院
工学研究科
建築学専攻 教授
髙田
光雄
3住み研究会委員長。
専門分野は住宅計画、まちづくり。
地域の歴史や文化を活かした住まい・まちづくりの実践的研究、少子高齢社会に対応した
まちづくり、スケルトン・インフィル方式の住宅ストック再生への適用、地域居住文化に適合した環境配慮住宅設計などに取り組む。
日本建築学会賞、都市住宅学会賞、日本建築士会連合賞などを受賞。
主な著書(共編著)『少子高齢時代の都市住宅学』(ミネルヴァ書房)、
『NEXT21-その設計スピリッツと居住実験10年の歩み-』(エクスナレッジ)、
『木の住まい』 (日本ぐらし館)など。
株式会社 風
代表取締役
大久保
恭子
1979年リクルート入社、1987年から1996年まで『週刊住宅情報』の編集長を務め、同社初の女性執行役員を経て、日立キャピタル マーケティング担当役員、日本住宅ローン 取締役を歴任。現在は、一般財団法人住まいづくりナビセンター理事とマンション評価情報を提供する『マンション評価ナビ』(首都圏のマンションを中立公正に調査し評価する日本初のサイト:国土交通省「超長期住宅先導的モデル事業」に採択)の代表も務める。
都市住宅学会 業績受賞などを受賞。
主な著書「マンション選びは『立地』がすべて」(河出書房新社)、
「お片付けは『家ロジ』で。」(講談社)
明治大学
理工学部建築学科 教授
園田
眞理子
専門分野は建築計画、住環境計画、住宅政策論。
高齢者住宅に関する研究、高齢者等に対応した建築・都市環境整備のあり方に関する研究、バリアフリーデザイン、ユニバーサルデザイン、少子高齢社会に対応した郊外住宅地の居住環境に関する研究、住宅需要等に関する統計解析について取り組む。
日本不動産学会論説賞。
主な論文・著書(共著)「世界の高齢者住宅?日本・アメリカ・ヨーロッパ」(日本建築センター)、「高齢時代を住まうー2025年の住まいへの提言」(建築資料研究社)、「高齢者の居住の諸相と問題解決に向けて」(p55~61,社会福祉研究第110号,2011.4)、「地域包括ケアの基盤としての住まい」(高橋紘士編、地域包括ケアシステム、ホーム社)など。
日本ぐらし株式会社
代表取締役/
日本ぐらし館 主宰
野間
光輪子
専門分野は建築計画、建築設計。
1971年より建築設計業務に携わり、
1992年に「京町家再生研究会」を有志で創立、京町家の保全・再生・復元運動に関わる。
1998年には祇園新橋の元お茶屋を預かり「祇園 望月」を開設、歴史・文学・芸能・建築・食など 様々な文化サロンを催し、「伝統的居住文化」「木の建造物」の現代的価値の推進に取り組む。
「日本ぐらし館」の活動のひとつである「木の文化研究会」では、京都の建築関係専門家が集い、豊かな居住文化を伝える伝統的な木造住宅に学び、その知恵を広く現代の住まいづくりに活かし、新たな日本の住宅のスタンダードを確立するための研究に取り組む。
現、日本郵政株式会社社外取締役。
京都府立大学 大学院
生命環境科学研究科
環境科学専攻 教授
檜谷
美恵子
専門分野は住居学・居住政策論。
住宅制度の国際比較研究(特にヨーロッパやアジア諸国)、居住困窮問題と「場」に着目した居住政策に関する研究、女性の居住ニーズに関する研究、居住の安心・住生活に関する研究に取り組む。
主な論文・著書(共著)「都市生活のリ・デザイン-居住・消費・福祉」(植田・神野・西村・間宮編『都市のガバナンス』岩波書店所収),「持ち家所有と都市居住政策-所有から利用へのテニュア再編-」(住田昌二編『現代住まい論のフロンティア-新しい住居学の視角』ミネルヴァ書房所収),『欧米の住宅政策-イギリス・ドイツ・フランス・アメリカ』(共著,ミネルヴァ書房)など。
京都府住宅審議会委員/兵庫県住宅審議会委員 など。
東京大学大学院 総合文化研究科
国際社会科学専攻 助教
山本
理奈
専門分野は現代社会論、都市文化論。
少子高齢化に対応した都市の居住福祉、都市・住宅政策の国際比較、住宅の広告表現や商品化に関する研究などに取り組む。
都市住宅学会賞(著作賞)受賞。
主な著書・論文『マイホーム神話の生成と臨界―住宅社会学の試み』(岩波書店),
「現代日本社会への問いとしての空き家問題―都市の居住福祉をめぐる政策と論理」(『現代社会と人間への問い』せりか書房),
「都市居住のイメージと住宅広告の役割に関する比較社会学的研究」(内田隆三との共著『住総研 研究論文集』40 号),
「住宅と家族をめぐる問題構成の批判的検証」(『思想』1057 号),
「都市における住宅の商品化とその変容―家庭の空間から身体感覚の空間へ」(『社会学評論』246 号)など。
活動記録
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第1回シンポジウム 「変わる家族と住まい」
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第2回シンポジウム 「変わる女性と住まい」
シンポジウム開催にあたって年5回の研究会開催をしています。
シンポジウム報告
第3回 『変わる暮らしと住まいのかたち』開催報告
3住み研究会主催シンポジウム
開催日
場所 すまい・るホール
開催日
場所 大阪市立住まい情報センター
- 持続可能性とレジリエンス京都大学名誉教授・京都美術工芸大学教授 髙田光雄委員長
- パネルディスカッション「変わる暮らしと住まいのかたち」
- 「最期までひとりで自宅」を貫くための住まい株式会社風代表取締役 大久保恭子委員
- 第2次ベビーブーム世代と住まい東京大学大学院 助教 山本理奈委員
- 共生の場としての住まい京都府立大学教授 檜谷美恵子委員
- めざすべき暮らしと住まい明治大学教授 園田眞理子委員
- 30年後の住まい・暮らし日本ぐらし株式会社代表取締 野間光輪子委員
第2回 『変わる女性と住まい』開催報告
3住み研究会主催シンポジウム
開催日
場所 すまい・るホール
- 女性はどう変わったのか?東京大学大学院助教 山本委員
- 住まい方はどうなるか京都府立大学大学院教授 檜谷委員
- パネルディスカッション「変わる女性と住まい」
第1回 『変わる家族と住まい』開催報告
3住み研究会主催シンポジウム
開催日
場所 すまい・るホール
- これからのひとり住まい株式会社風 代表取締役 大久保恭子委員
- 住まい方はどうなるか明治大学教授 園田眞理子委員
- 京都の高齢者はなぜ美しいか! 日本ぐらし株式会社 代表取締役/日本ぐらし館 主宰 野間光輪子委員
- パネルディスカッション「変わる家族と住まい」